新型コロナウイルスに起因した感染防止対策の一環として「リモートワーク」「在宅勤務」の普及が定着し始めました。「通勤不要」で労働生産性が上がったり、集中した環境で仕事ができるのが利点とも言われている「リモートワーク」ですが、課題は今でも残っています。
リモートワークによるストレス
・働く場所を変える
家と仕事場所。公私混合で同じところで働き日常生活の空間にいてもストレスが溜まってしまいます。現在ではコワーキングスペース施設も充実しています。300円で滞在時間無制限のコワーキングスペース「」は、JRスターバックス コーヒー ジャパン 株式会社では、いち早く「家でも職場でもない「サードプレイス」の提案」を掲げ、今ではカフェなどでリモートワークする方を見かけるのが当たり前の時代になりました。(引用元:スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社https://www.starbucks.co.jp/company/より)
・作業姿勢を変える
長時間同じ姿勢だと、椅子の高さやワークデスクの高さが合っていても腰や肩などに負担がかかる他、知らずに身体にストレスを感じてしまいます。椅子に座って楽な体勢で作業していても、脳を使っているので疲労を感じやすくなります。そんな時は座り仕事を立ち仕事へ変えてみたり、仕事の合間にストレッチをして体をほぐしましょう。適度に姿勢を変えることで、思わぬアイデアを生むこともありますね。
・ストレスマネジメントを取り入れる
リモートワークで同僚や仕事仲間が近くにいない時にコミュニケーションが取れず「孤立感」を味わったり、「寂しさ」「ストレス」を感じる人も少なくありません。社内SNSやコミュニケーションツールを利用することで業務の遂行に差しさわりはなくても、何気ない会話ができないことでストレスを感じやすくなったりします。ストレスマネジメントの一環として、好きな音楽を聞いたりしてリラックス出来る環境を自分で整えてみましょう。
生活習慣のメリハリをつける
・起床後衣服を替える
「日常空間」と「仕事空間」が同じ空間で区切られていない場合、メリハリがつかずに気持ちの切り替えが難しい場合があります。仕事モードに頭を切り替える時に「衣服を着替える」ことで気持ちにメリハリをつけることができます。
・タイムスケジュールの設定
気持ちにメリハリがつかないと、仕事にも集中できずパフォーマンスを発揮しづらくなります。1日のスケジュールを見える化してみましょう。「◯時に起床する」「〇時になったら休憩をとる」「午後仕事を始める前に軽いストレッチをする」という時間の使い方やルール、今日のタスクを自分の中で設定しておくと、業務の目処がたつので作業を時間内に終わらせることができます。
・長時間労働の見直し
快適な環境で仕事できるため、思わず「長時間労働」の状態になってしまう可能性が挙げられます。好きな時間にお昼休憩をが取れたりすることから食事を後回しにして「ちょっと仕事」するつもりが気づいたらおやつの時間になってしまうこともあります。みずほ情報総合研究所では、リモートワーク中の「長時間労働」が懸念されています。
仕事環境を整備しなければならない
・リモートワークはネット環境の整備が必須
在宅ワークやリモートワークを始めるときに必要なものはPCとネット環境です。ネット環境がない人は自宅にネットを引くかモバイル型のWi-Fiを利用しますが、在宅ワークでWi-Fiを使用する場合は大容量のもので回線が安定しているものを選択しましょう。「ZOOM」などのオンライン会議システムなどはポケットWi-Fiの容量を超えてしまう可能性が高くなります。
・個人で所有しているPCでもセキュリティソフトの導入を
総務省では、テレワーク勤務者が実施すべき対策として「無線LAN利用に伴うリスクを理解し、テレワークで利用する場合は確保すべきセキュリティレベルに応じた対策が可能な範囲で利用する。」と定めています。(引用:総務省 テレワークセキュリティガイドライン(第4版)におけるセキュリティ対策のポイント①https://www.soumu.go.jp/main_content/000532482.pdfより)
まとめ
・通勤による満員電車のストレス減少に期待できる「テレワーク」
通勤による満員電車のストレスは、「テレワーク」によってストレスの減少に期待ができます。心理学者のDavid Lewis氏の調査によれば、満員電車のストレスは機動隊員や戦闘機のパイロットより、電車通勤をしている会社員の方がよりストレスがかかっているという調査結果となりました。通勤を不要とする「テレワーク」は、ストレス対策に最も有効な手段であると言えます。また、通勤時間が不要になるので通勤していた時間を作業に当てることができれば、労働生産性の向上が見込めます。
・テレワークと出社、どちらがより快適なのか?
出社する形態は、自宅でテレワークをするときよりも想像以上にストレスがかかっていますが、子育て中の場合などは「出社している方が仕事に集中できる」など、人によって意見は変化します。子育て中に限らず、自宅で仕事をしようと思っても集中できないことだってあります。「どちらがより快適か」ではなく、自分のライフスタイルに合った働き方やストレスの要因を考えて対処していくことで、ストレスは軽減できるでしょう。
・総務省はテレワークに関する要項をまとめた手引を公表
総務省では、令和2年9月11日に「中小企業等担当者向けテレワークセキュリティの手引き(チェックリスト)(初版)」https://www.soumu.go.jp/main_content/000706649.pdfを公表しました。「何をどう始めたらよいかわからないが何となくイメージはできる」といった中小企業等の担当者向けに、テレワークの方式やセキュリティ対策を講じる際のポイントなどをまとめています。
みなさまにより快適な転職活動を ご提供できるよう、 アプリ版を準備中です。
みなさまにより快適な転職活動を ご提供できるよう、アプリ版を 準備中です。
ご登録いただくと、配信開始時にお知らせいたします。